仮想通貨(暗号通貨)

穏やかじゃないビットコインの歴史

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ビットコイン誕生

2008年8月8日、サトシ・ナカモノが出した一通のメールからビットコイン(bitcoin)は誕生しました。そのメールには暗号学を利用した新しい通貨の仕様やコンセプトが書かれており、それを元に有志のプログラマー達によってビットコインが完成しました。この方々は主にインターネットの匿名性を重んじる集団(cypherpunk:サイファーパンク)です。国や政府に管理される通貨(暗号通貨界隈ではフィアットと呼びます)に対抗して作られたといってもいいかもしれません。

ビットコインの最小単位0.00000001BTCは1satoshiとよばれますが、これは創始者になぞられてつけられました。

 

ビットコインが使われ始める

現実社会で最初にビットコイン取引は、2010年にピザ2枚を10,000BTCで購入した買い物であるといわれています。当時は1BTCは1円以下でしたが、2017年10月中旬の今の価格は1BTC=600,000円なので、ピザ屋が今もビットコインを所持していれば約60億円ということになります。やっぱり夢がありますね。

その後、ビットコイン取引は徐々に広がっていきますが、2011年にSilk Road(シルクロード)というインターネットサイトで使われ始めたのをきっかけに爆発的に増えました。Silk Roadは違法な商品(主にドラッグ)を売買するサイトで、国や政府に管理されないビットコインは都合が良かったのです。しかし、違法な商品を取り扱うサイトが野放しにされるはずも無く、Silk Roadを作ったロス・ウルブリヒトが逮捕され、Silk Roadは閉鎖されます。この出来事でビットコインはすっかりダーティなイメージがついてしまいましたが、大きく成長(知名度アップと価格の高騰)もしました。

 

ビットコインを有名にしたGox事件

ビットコインが少しずつ使われだすに従って、ビットコイン取引所も増えてきました。このような取引所は手数料で大儲けできたからです。その中でもトップクラスに大きい規模だったMt.Goxという取引所で2014年に事件は起こります。ビットコインはそれ自体はとても強固で改ざん不可能な構造をしているのですが、取引所のセキュリティが甘くハッキングによる盗難被害にあう事が多くありました。Mt.Goxもセキュリティが甘く細々とした被害にはあっていたのですが、2014年に顧客から預かっている分を含む約85万BTCが盗まれる被害にあいます。これは当時の価値で500億円弱の被害です。耐え切れるわけもなく、Mt.Goxはすべての取引を中止し、貯金の引き出しは凍結、閉鎖されます。後に実は盗難にあったのは極僅かであることが判明し、85万BTCをMt.Goxの社長が横領したのではないかという疑惑が深まりますが…真相は謎に包まれたままです。ちなみに今でも、仮想通貨を失ったり盗難にあったりすることをGoxした(された)なんて言います。

この事件は大々的にニュースになり、私もニュースで観たのを覚えています。当時は怪しい投機商品だなぁと思い見向きもしませんでした。もっと調べておけばよかったと悔やんでいます。おそらくこのニュースによって多くの日本人が知ることになったのだと思います。

 

今度は分裂騒動

Gox事件によって一度は価格が暴落したビットコインですが、すぐに価格に回復させます。その後も国からの警告や規制、金融界の大物からのディスりなどで暴落したりしますが、あっという間に価格を戻し、圧倒的な強さでぐんぐん価格を上げていきます。暴落してもすぐに価格を戻してしまうので、細かい出来事は省略しますが、特質すべき出来事としてビットコインの分裂騒動があります。

ビットコインの1ブロックは1MBしか容量がないのですが、取引が増えてきたことによってこの容量では処理が遅くなってしまいます。そこで、Segwitという方法が提案されたのですが、それに反対したマイニング集団(主に中国)が、2017年8月に容量が8MBのビットコインキャッシュ(BCCまたはBCH)という仮想通貨をHF(ハードフォーク)によって作り出してしまいました。結局は本家ビットコインの座を脅かすことなく、ビットコインキャッシュというアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称でalternative coinが語源)が生まれただけの出来事になりましたが、意見が分かれればHFによって分裂してしまうことがありえるということがわかりました。このあたりの細かい話は長くなるのでここでは省きますが、ビットコインには取引増加に対して容量が足りなくなる問題が常にあり、また、関係者の意見が対立するとHFによって新しいビットコインが生まれる可能性があるということは覚えておいた方がいいかもしれません。ビットコインキャッシュはただのアルトコインになりましたが、本家ビットコインの座を奪うような新しいビットコインが生まれる可能性もあり、そうなれば本家ビットコインの価格はかつてない暴落となるでしょう。ちなみに、2017年11月にビットコインはまた分裂するといわれています。

 

ビットコインの未来

ビットコインの時価総額(単価×発行枚数)は8兆円を超えました。これはソフトバンクの株の時価総額と遜色ありません。このまま成長を続け、いつか円やドルに匹敵するような存在になり、街やネットでの買い物で当たり前のように使えるようになるかもしれません。あるいは、国からの規制や分裂問題で衰退し、そんなのもあったな…なんて言われるような存在になるまで落ちぶれてしまうかもしれません。私はこれからまだまだ成長する可能性のほうが高いと思っているので、ビットコインやアルトコイン、ブロックチェーン技術について調べて考えて、投資を始めています。

ちなみに今回の記事は以下の本を読んで一部を参考にしています。ビットコインの歴史が詳細に書かれていますが、帯に書かれている通り、まるでミステリー小説のようで読み物としてもおもしろいので、是非読んでみて下さい。

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